サイトへ戻る

特別展「久慈の肉食恐竜~ティラノサウルス類発見!~」

 

 

琥珀採掘体験場で発見 ティラノサウルス類歯の化石

· 開催終了しました

当博物館と当館と早稲田大学 平山廉(ひらやまれん)教授(古生物学者・早稲田大学国際学術院教授)および国立科学博物館 對比地孝亘(ついひじたかのぶ)研究主幹の共同研究グループは、当博物館内にある琥珀採掘体験場より発見された恐竜の化石がティラノサウルス類のものであることを突き止め、2019年4月19日、会見発表を早稲田大学にて行いました。

この化石は2018年6月に採掘体験を行っていた来館者が偶然に発見したもので、本研究グループにて化石の発見を進めていました。

日本国内では、ティラノサウルス類の化石とされるものがこれまで8点報告されています。このうち前上顎骨歯のように確実な資料は3点が報告され(福井県、石川県、および兵庫県)。これら3点の前上顎骨歯はいずれも白亜紀前期の化石であることから、久慈市より発見された化石は、国内の白亜紀後期では初の確実なティラノサウルス類であると考えられます。鋸歯の有無などティラノサウルス類の歯にまつわる検討課題を解決するためにも今後の追加資料の発見が期待されます。

久慈で発見されたティラノサウルス類の化石を4月21日~8月19日まで、久慈琥珀博物館特別展「久慈の肉食恐竜~ティラノサウルス類発見!~」にて特別展示を致します。

ここでしか見られない、貴重な化石を是非一度ご覧ください!

お問い合わせ

久慈琥珀博物館 

TEL:0194-59-3831(9:00~17:00 特別展期間中は無休です)